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ピアノレッスン|リズム感が、悪いってどういうこと?

その他
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kenです。

終わりましたぁ。ピアノ演奏グレード

少し間違えたけど、なんとか最後まで
やり遂げました。

試験後、
試験官の先生(試験お二人のうち面識の無いほうの先生)が「何が楽器をなさっているんですか?」とお聞きになられて、思わず

「いいえ。」と答えてしまいました。

だって、ピアノを習っていたのは30年以上前。
バンドでドラム叩いていたのは、20年前
趣味が高じてピアノ調律やってました・・なんて答えるのも変だしなぁ。

なぜか試験結果よりそのことが気になっている
第71号のはじまりです。

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やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習メルマガ
目次
♪第71号:リズム感が、悪いってどういうこと?
♪お便り紹介「発表会シーズンですね。」

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〓〓〓〓〓〓〓〓やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習〓〓〓〓
                     2005年10月22日(土)  
♪第71号:リズム感が、悪いってどういうこと?

発行 ken
mail: kens-pro@mx.biwa.ne.jp
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●ALL向け…………読者の皆さんすべて

◆ たまに伺うことがあります。
「うちの子。リズム感が悪いんです。みんなと一緒に弾いても合わないんです。」

リズム感が悪いということは、どういうことでしょう。大抵の場合、
他の誰かと一緒に合わせることが苦手なことを指しているような気がします。
CDやVTRを鳴らしながらあわせて弾くことも同様です。

◆ うまく合わない。ずれる。遅れたり、はしょったり、テンポが変わったりと、なかなかうまくいかないことがあるようです。
でもね。人間は本来リズミカルな生き物だと思うんですけど・・・。

◆ まず、心臓。とても正確に鼓動を刻む。まるでメトロノームの様です。
脈拍も、呼吸も、妙に意識しなければかなり、正確に等間隔にリズムを刻んでいるはず。

それから、手足の動き。
まず、歩いている時。これも等間隔にリズムを刻んでいるはず。走っている時も。その時振っている手も。
あと、急に痒くなった頭をボリボリかくときの指も、等間隔にリズムを刻みませんか。

◆ まだまだありますね。車を洗っている時のワックスがけ。窓ガラスを拭いている時。キャベツをきざんでいる時たまごをかき混ぜる時。
肩を叩いている時。・・・・・。肩を叩いている時に気づくことがあります。
早く叩こうとすると、左右のリズムバランスが崩れてくることがあるんです。
これは、なぜか。

誰しも、右利き、左利きというのがありますね。MAXのスピードに差があるわけです。私の場合は右利きなのでやはり右手が早くなります。
なので、両手のバランスを取るためには、左手のMAXに合わせてやらないとリズムが狂い始めるわけです。

◆ 鍵盤を弾く時にも、同じことがおこります。
やはり左手が動きにくいので、右手がいかに早く動こうとも、全体のスピードを必要以上に上げると、左手がついて来れず、曲の途中でクラッシュしてしまいます。
少し難しいですが自分の限界テンポを、弾き始める前から予想できる力も、リズム感だと思います。

◆ リズムを刻むことは、とても楽しいことです。自然界の不規則なリズムの美しさもあるけど、そこに意図的に規則的なリズムをおこせるのが生き物の偉大なる力のひとつだと思います。

特に人間は複雑で規則的なリズムを作れます。
民族的な音楽には、その土地独自のリズムが必ずといっていいほど付いて来ます。リズムだけで、お国柄がわかったりします。

◆さて、リズム感をつけるには、どうすればよいでしょう。
トレーニングを積むのもよいですが、リズムが日常生活に息づいていることを理解して、そのなかで体得していくことが自然なのではないかと思います。

先ほどお話したこと。車のワックスがけ。台所で野菜を刻む。肩を叩く。
ほらほら、子供に家事を手伝わすチャンスですよ!(笑

P.S リズム感の良い人と手遊びや連弾をさすことも、とても効果的だと思います。

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♪お便り紹介「発表会シーズンですね。」
                    
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●ALL向け…………読者の皆さんすべて

あたたかい感想メールやはげましメールをありがとうございます。
「これからもがんばってメルマガを配信していこう!」というやる気の原動力になっています。ご感想、ご質問、ご指摘等ドンドンメールくださいね。
必ずお返事いたします。
⇒ kens-pro@mx.biwa.ne.jp

先週ご紹介したBさんからお返事メールをいただきました。

~以下本文

Ken様
お忙しいところメールで直接助言して下さり
どうも有り難うございました。
すぐにお礼を書けずに失礼いたしました。
おっしゃるとおりで自分の好きな歌など
よく弾いています。(メロディーだけ)
ピアノに触れることが肝心だとは思うので
それはそれでよいとは思っているのですが。
アドバイスどおりに早速先生に相談してみたいと
思います。
ただ、うちの長女の場合、あまりに頑固な
ところがあって、絶対やらないとなると、
てこでも動きません。
ウシ年だから・・・と、回りも納得。
気が変わるまで待っても、やりたくないところは
どうしてもブレーキがかかって、止まって
何もせずにじっとしてしまったり。
(もともとのんびりなので)
やさしく手伝っても、怒っても効果なしなのです。
「え~、やだー・・・」
自分の気乗りすることはすぐ始めるんですが・・・。

発表会まで1ヶ月を切ったので、自分でも
まずいと思ったのか、言うとやってます。
最初先生は、(それほど難しくないので)
出来ればもう1曲とおっしゃってましたが、
短い曲なのになかなか上手くならなかったので、
もう1曲とは言いません。ちょっと残念です。
あとは発表会でまともに弾けることを願ってます。

練習と関係ない時にですが
真剣白刃取をやってみたら、子供たちに
とても受けました。
集中力に遊びで、とても簡単、
コミュニケーションも取れる、
どの年齢でもできるので、気に入りました。

「やめP」メルマガを読んでいる人達も
練習しない悩みを抱えたりしているようですね。
Kenさんがこのメルマガで沢山の親御さんたちを
助けていらっしゃって、本当にすばらしいと思います。
どうも有り難うございます。
これからも楽しく、読まさせていただきますし、
参考にもさせていただいてます。
これからもよろしくお願いします。

ピアノの好きな一親 より  

~以上本文

発表会の裏方をしていて、また子供たちを送り出す立場から感じたことを書いて、お返事として送りました。

~以下本文

発表会のステージって、特別な場所だと思うんです。

客席から、舞台袖へ歩いていく通路。
出演者だけが通る道です。普段は、ほとんど行くことのない細かったり、職員用の器具が一杯置いてあったり・・。

そして、到着した舞台袖は、暗くて狭くて
出演順に並べてある椅子に座って順番を待ちます。
横には、指を動かして本番に備えてる子やぺちゃくちゃおしゃべりして怒られている子がいたりします。逆に、だれもひと言も喋らなかったり・・。

ステージを横から見る位置にいるので、意外に弾いているピアノの音は小さく聞こえます。
そして、その音が終わるたびに、次の演奏者がひとりづつステージに消えていくのです。

いやおうなしに、緊張してきます。

そして、いよいよ自分の順番。

「はい、次の子。こっちへ来て。」

先生から声がかかります。

「ピアノの前の白いテープのところで
演奏前と後にお辞儀をしてね。」

前の子が戻ってきて、入れ違いにステージに出ます。
手と足が同時に出たりします。心臓の鼓動が客席まで届きそうです。

でも、
舞台袖では、あれだけ暗かったのに、ステージに出たとたんまばゆいばかりの照明が、体全体に降り注ぎます。

この時です。

この感触を充分に味わって欲しいのです。
言葉には表しつくせないですが、

神々しい感じがあると思うのです。

照明の光は暑いくらいなのにステージの空気は、ピーンと涼しく張り詰めている感じがします。

ピアノに向かう足音は、ステージ全体に放射状に飛んで行きすべて自分に戻ってきます。
飛んで行った順番に戻ってくるのでステージの広さを実感します。

客席は、暗いので思ったより人の顔は見えないようです。
でも、客席に”生き物の気配”は充満しています。

そして、そこへ向けて送り届けるのです。
ステージの空気と自分のドキドキを音に乗せて。

発表会場の空気は

緊張したり、和んだり、ときめいたり、時にはざわついたり混乱したりしながら目まぐるしく変化していきます。

そして、どの演奏者も上記のような特別な体験をしてステージに立つわけです。

それだけでもすごいことだと思います。
発表会に出ることで心が、感性が、上下左右に大きく揺り動かされているのです。

だから、
聴衆は、演奏者の気持ちに合わせて聞く技術も必要です。
テレビは放送局によってチャンネルが違います。
ピアノやエレクトーンも演奏者によってチャンネルが違うと思うんです。
ずっと同じチャンネルでつけっぱなしにならないようにしたいものですね。

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~今後の配信予定
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第72号:音痴(おんち)かどうかは、わからない
第73号:イメージどおりの音が出ない
第74号:イメージどおりの音が出ない。その2
第75号:お笑いブームと音楽
第76号:上手に弾けると好きになる?
第77号:音楽好きにするための環境って?
第78号:卓球少女 愛ちゃんのお母さん
第79号:ピアノとエレクトーンはどう違う?
第80号:子供と勝負、はっけよい!

順番は都合により変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
またご希望がありましたらメールにて連絡くだされば予定を変更して配信す
ることが可能です。

~編集後記

試験官お二人のうち、よく知っている方の先生が

「kenさんには、一番難しいのを出そうかしら。ウフフ。」

なんて、冗談かどうかわからないような台詞をおっしゃったので問題が目の前に出されるまで、心配で心配で・・・(笑

だから問題集をしこたましましたが
・・・・実際の試験は、問題集より易しいものが出ました。

よかったぁ。

そして最後に、その先生が

「お疲れ様でした。7級もがんばって下さいね。」

おっ!!

ってことは、8級合格ですか?? 確定??

学習者グレードですからまず不合格なことは無いのですが、それでもやっぱりそれらしきことを言われるとうれしいもんですね。

とにもかくにも
お疲れ様でした。わたし。

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