Kenです。
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、「やめP」メルマガをご愛読いただき、誠にありがとうございました。
本年も一層精進していく所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
12月30日(木)10:58am
年内の仕事もやっと終わって、ほっとしているところです。
お仕事によっては、大晦日まで(または年始も)される方もいらっしゃることでしょう。(ごめんなさいね。先に休んじゃって。)
実は、妻も大晦日まで仕事です。
食べ物商売なんです。今頃おせち料理を作っています。そして、娘と息子は手伝いに行っています。
昨年、娘は、早々に帰ってきましたが、息子は深夜2:00をまわってから帰ってきました。
ダシ巻を焼いていたからだそうです。小学校4年生(当時)だぞ?そんなの商品になるの?
少々疑問だった昨年の事を思い出しながら書いている。第29号の始まりです。
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やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習メルマガ
目次
♪第29号:CD聞く子が上手くなる!2
♪毎年2回はやめたいという我が息子の話~
その27 「ト長調とハ長調」
♪ピアノ調律師kenのちょびっと裏話(new)
その1 「誰もいないのに鳴るピアノ」
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〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習〓〓〓〓
2005年1月1日(土)
第29号:CD聞く子が上手くなる!2
発行 ken
mail: kens-pro@mx.biwa.ne.jp
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●ひよこ向け…………レッスン初心者・経験の少ない親御さんへ
◆ ”聴く”ということが、とっても大事なことなので、(音楽人生を左右するほど)今一度、書くことにします。
◆ 私自身の体験からですが、たくさん音楽を聞くと”覚えます”。当たり前ですね。関心を持って聴くと更にいいのでしょうが、とにかく単純に鳴らしておくだけで、天と地ほどの差がでます。
◆ 昭和40年代頃、私の母は仕事疲れと自分自身が音痴だということで私たち姉弟を寝かしつけるのに、子守唄代わりにテープ(正しくはオープンリールという名前のテープ)を鳴らしていました。
童謡ばかりのこのテープは今で言うところの”ディズニー名曲CD”とか”しまじろうシリーズ”または”おかあさんといっしょCD”みたいなものです。
◆ 子供向け音楽は”メロディーが簡単で覚えやすく、音程も子供が歌いやすいもの”になっているのです。更に大人が聞いても感動する音楽性の高いものは、童謡や唱歌を始めディズニー音楽やおかあさんといっしょなどがあります。出来れば、そういった音楽性の高い子供向け音楽を選んであげたいですね。
◆ 私の母はそんなことは全く考えていなかったと思いますが、(断言します!)父は姉にピアノを習わせている理由を、随分あとに「童謡をピアノで弾いて欲しいねん。」と言ってましたので、ひょっとしたらあの時のテープは父が選んだ物かもしれません。
◆ 由紀さおりさんと安田祥子さんの姉妹が、もう10年以上「日本の童謡と唱歌」を歌い続けていらっしゃいますが、私の父は晩年このCDを愛聴しておりました。このCDは現在我が家にあるのですが、幼少時分に繰り返し鳴っていたことと、父との思い出があいまって、今も形見として我が家で鳴ってい
ます。
◆ ただ、単に毎日鳴らしてあげるだけです。朝起きて幼稚園に行く前にとか、帰ってきたら鳴っていたとか。我が家のように子守唄代わりだとか。
お父さんお母さんにもこんな経験ありませんか?
例えば昔、学校で給食の時間や掃除の時間にかならず決まった曲が校内放送でなっていてその音楽が鳴ったら「あっ。掃除の時間や。」なんて反応した経験が。
こんな反応があなたの子供さんの日常生活に出てきたら・・・
「あっ。その曲知ってるで。全部歌えるで。」
子供さんの得意そうな顔が思い浮かびます。
◆ 私自身は上記の体験のおかげもあって絶対音感が身についたと思っています。たとえ、そうはならなくても親が毎日音楽を聞かせてあげるという行動は必ず後にその気持ちが子供に伝わると思いますよ。
◆ また、おかあさんが読み聞かせをしているお家の子どもさんは、読書が好きな子が多く、また音楽レッスンがうまく行っていると感じることが多いです。
これも読み聞かせを通じて、お母さんからの愛情がまず伝わり、それと同時に音声としての刷り込みがなされるのではないでしょうか。子供さんに何度も同じ本を読めとせがまれませんでした?
◆ 子供さんが嫌がらない限り、音楽をたくさん聞かせてあげてください。私からの切なるお願いです。音楽のボギャブラリーを増やすようにしてください。どんな音楽が良いかわからないとお思いでしたらお父さんやお母さんが好きな曲と答えます。演歌でも浪曲でもクラシックでもポップスでもアニメ曲でもいいと思いますよ。好きだという気持ちは伝わりますから。
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毎年2回はやめたいという我が息子の話~ その27
「ト長調とハ長調」
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●ALL向け…………読者の皆さんすべて
バイエルの曲をハ長調とヘ長調に転調して弾いてきなさいという宿題をもらった息子。「できない弾けない」と騒いでいましたが、どうやら原因は転調出来ないのではなく、元々の原曲が弾けない事にありました。
なんとか、原曲のト長調が弾けるようになった我が息子。今日はハ長調を弾いて聞かせてくれました。
バッチリです。
やっぱり”できない”と言うときはそのひとつ手前がしっかり出来てるかの確認が必要だなと改めて思いました。
両手が弾けないときには片手づつ弾けているかの確認。
もし、出来なければドレミで歌えているかの確認。
もし出来ていなければお歌が歌えるかの確認。
もし出来ていなければCDをちゃんと聞いていたかの確認、等も同じですね。
今回転調が出来ていなかったのは(息子は出来ないのは転調だ!と言いましたが)原曲が弾けていなかったのが原因でした。得意満面の息子に「なぜ、弾ける様になったの?」と聞くと
「ト長調(原曲)が弾けたから。」と。
おっ!解ってるやん。
今度から頼むで!!。
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♪ピアノ調律師kenのちょびっと裏話
その1 「誰もいないのに鳴るピアノ」
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●ALL向け…………読者の皆さんすべて
黙っていたつもりは無いのですが、私kenは、ピアノの調律もしています。
音感を生かした仕事を見つけたつもりだったのですが、実はピアノ調律に絶対音感は必要ありません。その原理は・・。
そんな話はあまり面白くないので、このコーナーでは、私が体験した、ちょこっとだけ面白い出来事を載せますね。
さて、ある日、伺ったお宅での話。
奥さんが
「ピアノを弾く息子が、最近へんな事を言うんです。
『お母さん。夜誰もいないのに、居間のピアノが鳴っている気がする』って言うんです。」
「そんなバカな事はあるわけが無い。きっと寝ぼけているんだと思っていたんです。でも、次の日も、『今度はハッキリ鳴った』と、顔面蒼白で私の寝室に飛び込んできました。そんな事あるんでしょうかね?」
「わかりませんよ。そんなの。」・・・とは、言えませんでしたが、
私いやですよ。そんなピアノ調律するの。
でも、気の弱い私は、拒否する事もできず、いやいやピアノの外装(黒い板)を外しかけました。
すると・・。
ピアノの中にある、木や羊毛や絹やフェルトなどの部品が、食い荒らされ、ピアノの中央の一箇所に集められていました。
ねずみです。
ねずみは、ピアノの中に巣を作る事があるんです。縦型ピアノ(アップライトピアノ)だと、丁度、ペダルの下の隙間から忍び込んで、鍵盤の軒下(?)を住処にするんです。外的から身を守り、温度湿度の変化の少ないピアノの中は、彼らねずみにとっては、“城”の様なものなのでしょう。
普段、調律するときには、既に、引っ越していない事が多いのですが、その時に限っては、いたんです。白いかわいいハツカネズミのようなやつが・・。
「奥さん!ちょっとそっちのふすま閉めて!!」
「きゃーーーぁ!!」
「ひぃいいいーっ!」
奥さん。絶叫
そうか!!
「夜中にピアノを鳴らしていたのは、こいつらだったのかぁ!」
奥さんも、多分感づいた事でしょう。
でも、奥さんは、それどころじゃなさそうです。
「ひぇ~!」 ・・・逃げ回っています。
私、ピアノから逃げ出したハツカネズミを何とか捕まえようと部屋の中を駆けずりました。そして遂に捕まえる事に成功!
「キューッ」
首根っこを押さえられ、苦しそうにもがくネズミ。
つい、仏心を出して握り締めている指の力をゆるめた、その瞬間!!
「ガブッ!!」
「痛っ!!」
首をくるりと回して私の親指に噛み付いたのでした。
その後、しばらくは、社員、皆 私の包帯を見て
「どうしたの?」
「噛まれたんです。」
「奥さんに?」
「違う!ネズミ!」
教訓
かわいいからといって、侮ってはいけない。彼らは親ネズミ。
そうです。その後ピアノの中からは、すやすや眠る、赤ちゃんネズミが2匹出てきたのでした。私を噛んだのは、子供への注意を自分にひきつけ身代わりになった親ハツカネズミだったんです。
「あなたが噛んだ。親指が痛い。」
小指じゃないんです。
バカヤロー、調律できねぇじゃないか!。
次回に続く。
今度は、もっと恐怖
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~今後の配信予定
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第30号:CD聞く子が上手くなる!3
第31号:遊び弾きはやめさせるべきか
第32号:ゆっくり弾ければピアニスト
第33号:本読みで表情豊かな演奏が出来ます。
第34号:思うとおりにはならないけど、言うとおりにはなる
第35号:目の前の敵をやっつければやめません
第36号:犬にも好みがあるようです。音楽の
第37号:理由が無くても行きたくないという時
第38号:丸秘アップライトピアノとグランドピアノの違い
第39号:小さな子供が大きく見えるときって
第40号:CDラジカセの置き場所は、とても大事
順番は都合により変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
またご希望がありましたらメールにて連絡くだされば予定を変更して配信すること
が可能です。
~編集後記
息子の焼いたダシ巻き。
その数100本以上だったそうです。
へぇ~。ちょっとびっくりしました。
妻の話だと、最初見よう見まねで覚えた焼き方だったそうですがそのうち、焼き場(っていうのかな?)を全面的に任されたそうです。
少々自慢げに話す息子の笑顔を見ながら、いただいたダシ巻き。
「おいしい。」
なるほど。これなら売っても犯罪にはならないぞ。(笑 いつまでも子供だと思っていても、いつの間にか大人顔負けの能力が付くんですね。
私は、少なくても卵焼きやダシ巻を焼くことは出来ません。(笑
少しづつ子供の自立を感じていた今年。来年は、更に離れていくんだろうなぁ。っと、少し寂しい年末でした。
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やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習HP 発行人:ken
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