kenです。
「ぶたが逃げた」って童謡の続きです。
Fさんは、その後も「ぶたが逃げた」を、追跡してくださいました。
そして、ついに音源そのものを見つけてくださいました。
~以下本文
Fです。
その後もうちょっと検索してみたのですが、1フレーズだけならネットにあります。
もちろん熊倉さんのです。
http://www.aa.isas.ne.jp/yokaze/diary/buta.html
これを書かれた方はこれがご縁で結婚なされたようです。
http://www.aa.isas.ne.jp/yokaze/diary/index.html
の2002.11.29のところ
ですのでレコードそのものをお譲りいただくのは無理かとも思われますが、もしかしたら音をいただくことは可能かも、と、勝手な想像をしてしまいました。
とりあえずご報告まで。
~以上本文
いよいよ、約35年ぶりに、本家本元「ぶたが逃げた」と出会えるのでしょうか。
ドキドキの第38号の始まりです。
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やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習メルマガ
目次
♪第38号:丸秘アップライトピアノとグランドピアノの違い
♪あこがれの貯金~あるお父さんのお話
♪ピアノ調律師kenのちょびっと裏話
その10 「共鳴」
♪ken推薦!メルマガ紹介『「こども」のために親ができること』
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〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習〓〓〓〓
2005年3月5日(土)
第38号:丸秘アップライトピアノとグランドピアノの違い
発行 ken
mail: kens-pro@mx.biwa.ne.jp
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2978/
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●ALL向け…………読者の皆さんすべて
◆ アップライトピアノとグランドピアノの違いといっても、ピアノ販売員みたいな説明はしません。(そういう私もピアノ販売員ですが・・。)
楽器販売店で
「双方のピアノの違いはなんですか?」と尋ねると決まって
「表現力が違います。」とか
「連打が違います。音色が違います。」
という話になります。
確かにその通りなのですが、いささかわかり難いです。
実際お使いの方はその説明だけでイメージできるのでしょうが、私も、はじめ頭ではわかっているつもりでしたが、やはり???でした。
◆ 仕事柄、生徒さんがはじめてグランドピアノを触る瞬間をたくさん見せていただくことができました。そして共通して感じることは、、
1、 普段、グランドピアノ以外で練習している子どもさんが、グランドピアノで演奏すると音が小さい”です。
聴いている人からすると自信が無いように聞こえるみたいです。でも、弾いているうちに、いつもよりもっと小さい音やもっと大きい音が出ることが解ると、とたんに上手になります。わずか30分ほどの練習でです。
2、クレッシェンドとかデクレッシェンドというのがありますよね。
弾いている途中だんだん音を大きくしていくとか、だんだん小さくしていくとか。このときに”小さい音からいきなり大きな音で弾いてしまう”と感じることが多いです。いきなり大きな音が出るので結構ドキッします。そしてこれはまず30分の間では直りません。
◆ 1、は弾いているうちにすぐに直っていきます。そしてどんどん気づいていくのです。
販売員が言うような”連打がやりやすい。音色が違う。表現するのが楽しい”等を実感していきます。
横についているお父さんお母さんもみるみる変わっていくのが解るそうです。
でも 2、については、そのように弾く癖がついているからか、横から先生やお母さんが注意してもなかなか直りません。子どもさんは1、の楽しい部分と2、の注意されてもなかなか出来ない楽しくない部分を一度に味わうことになります。
◆ 2、の部分がなぜそうなるのかと考えたのですが、おそらく少しの力加減で音量や音色が変わるランドピアノに慣れるには短い時間では無理があるのではないかと思います。
8色絵の具で絵をかくと、赤や青は描けてもパーリーピンクとかスカイブルーは出せないような例えでしょうか。グランドピアノは16色、24色と多彩な色使いを弾く人に強要する少々きびしめの家庭教師といったところだと思います。
◆ アップライトピアノとグランドピアノの違いは
今まで体験したことのない世界を子どもさんに体験させたいか否かであると思います。そしてある一定時間体験しつづけると他のピアノに疑問を持つようになります。
普段グランドピアノを弾いていて、突然違うピアノで弾くことは、例えると・・「浄水器やミネラルウォーターでお茶やコーヒーを飲んでいた人が、水道水に戻ったとたんに感じる違和感と似ている」と伺いました。
グランドピアノの音とタッチが普通になってしまうと、その他では自然と出来ていたことまで難しい物になる。ということみたいです。
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あこがれの貯金~あるお父さんの話
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●ALL向け…………読者の皆さんすべて
先日、私の勤める楽器店に、ピアノを見にこられたご家族がいらっしゃいました。
お母さんは、
「ピアノの先生は、電子ピアノより、生ピアノが良いっておっしゃるので私は生ピアノがいいと思うんです。」
お父さんは
「娘は、まだ1年生だし、興味がコロコロ移るから、電子ピアノでいいじゃないかと思うんです。続かないのならもったいない。」
ご意見が分かれました。
私は、お父さんに「あこがれの貯金」を説明しだしました。
「毎日の練習を、自発的にする子供さんのご家族は、いろんな環境面での協力もなさっています。例えば、身近なコンサートに、ご一緒するとか・・。」
すると、ご主人は
「行ったんだよ。先週の土曜日に。近くのホールでロビーコンサートというのを、やっていたから。バイオリンとフルートとハープ。でも、じっとしてないし、最後まで見てないし、あぁ、こいつ、やっぱり続きそうにないなって思いました。興味がなさそうに見えたんです。」
その言葉通りなら、ちょっと残念ですね。 でも、私は、娘さんに直接聞きました。
「ねぇ。フルートのお姉ちゃんは、どんなドレスを着てた?」
すると、娘さんは話し出しました。
「うーんとね。ヒラヒラがついてて、水色なの。手と首のところがヒラヒラになってて白い色で、もう一人はピンクのヒラヒラを着てて、もう一人は、ちょっと濃いピンクでペンダントをしてたの。それでね。髪の毛を後ろでくくって・・・。」
次から次へと、いかに、演奏者の容姿が素晴らしかったかを、語ってくれました。
「そうかぁ。じゃあ、みんな上手だったかな?」
「うん。」
「あなたもあんな風になりたい?」
「うん。」
お父さんは、横でやり取りを聞いて、すこし驚かれたようです。
「何にも見てないと思っていたのに。娘はドレスをこんなに細かく観察していたんですね。私は、演奏は素晴らしかったと感動したけど、全員のドレスの色までは、覚えていません。」
「でも、kenさん。ドレスに興味があるだけでは、音楽が続く事にはならないのではありませんか?」
「そうですね。ずっとそのままではね。でも、音楽をはじめる動機は、大人と子供で、必ずしも一致するとは限らないんです。そして、女の子に多いのが、「あんなドレスを着てステージに立ちたい!」なんですよ。お嬢さんは、例にもれず、しっかりとあこがれの貯金が貯まってらっしゃるから、応援してあげたらいかがですか?」
お父さんは、生ピアノの説明をご希望されました。
環境の応援。大事ですね。(楽器も。コンサートも)
おしまい。
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♪ピアノ調律師kenのちょびっと裏話
その10 「共鳴」
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●ALL向け…………読者の皆さんすべて
黙っていたつもりは無いのですが、私kenは、ピアノの調律もしています。
音感を生かした仕事を見つけたつもりだったのですが、実はピアノ調律に
絶対音感は必要ありません。その原理は・・。
そんな話はあまり面白くないので、このコーナーでは、私が体験した、ちょこっと
だけ面白い出来事を載せますね。
若かりし頃・・。
あるお宅に調律にいって、終わった次の日に事務所の電話が鳴りました。
「kenさんに調律してもらったんだけど、なんかおかしいんです。変な音がする。」
クレームの電話です。
冷や汗が出ます。おかしいな。何が悪かったんだろう。心当たりがないんだけど・・。思考回路ショート寸前まで考えるけど、出てこない。えーい。案ずるよりも、まず、行ってみよう。
「ご迷惑をかけて、すみません。どんな症状ですか?」
「ほら、ここ。真ん中のソの音。鍵盤を押したら、その音以外にビーンってなるでしょ?」
確かに鳴ってます。なんだろう?ピアノの中をくまなく調べて、何の音か探しましたが、見つかりません。もっとよーく耳を澄ますと・・。なんと!壁が共鳴していました。
ピアノの音につられて、一緒に響いてしまう事があるんです。
硬い物。例えば、窓ガラス、フランス人形のガラスケース、ピアノの上に置いたメトロノーム、蛍光灯の傘等。もちろん、ピアノの中の硬い部品も可能性ありです。
物には、それぞれ固有振動数というものがあって、同じ振動数の音を与えると、振動し始めるのだそうです。それが、共鳴。振動するものを取り除けば、止まります。ビーンとかジーンとかなんか変な音がするときは大概これです。
「そうだったの。ごめんなさいね。昨日調律してもらってから、そのせいで、おかしくなったのかと思っちゃって。調律したことが原因じゃないのね。」
「正確に言うと、調律したことにより、わずかに音が変わった“真ん中のソ”の音の振動数が、壁のそれと一致してしまったんでしょう。故障ではないのですが、確かに調律が要因ですね。」
「わかりました。納得です。ところで、壁、なおして下さる?」
「それは、無理です。」(笑)
次回に続く
** ken推薦!メルマガ紹介***
Kenです。最近思います。
毎日の練習を子供にさせるのは、むずかしいです。それは、テクニックや表現など音楽的知識に関することより、むしろ“子育て”に通じることの方が多い気がします。
それで、最近よく“子育てカテゴリー”のメルマガを読んでいます。とても勉強になります。
そこで、「あぁっ。これって実感できるなぁ。読んでよかったなぁ」と思えたメルマガをご紹介させていただきます。
今回は、こちらです。
** ken推薦!メルマガ紹介***
「こども」のために親ができること
子供にはすごい才能が秘められています。
運動神経も、頭の良さも、性格だって遺伝だけではありません。
子供のときにしかできないことを親が用意してあげる必要があります。
その全てを僕の体験から公開していきます。
登録はこちらから⇒ http://iipapa.com/merumaga.html
HPはこちらです ⇒ http://iipapa.com/index.html
~Kenからの推薦~
私、ピアノやエレクトーンの家庭練習って、子供だけでなく
お父さんやお母さんの子供への接し方の勉強だと思っています。
発行者の金森さんは、メルマガ本文で「育児」についてこう書いておられます。
「僕は育児は、子供のためではなく大人のためにあると思います。」
また、
「育児は夫婦でするべきです。
父親が出来る育児は右脳にとてもいい影響があります。
もしあなたが母親なら、上手にご主人を育児に参加させましょう。」
とも・・。
そして、金森さんは、『パパ』です。
なので、とても共感しました。
是非、ご覧ください。
登録はこちらから⇒ http://iipapa.com/merumaga.html
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~今後の配信予定
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第39号:小さな子供が大きく見えるときって
第40号:CDラジカセの置き場所は、とても大事
順番は都合により変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
またご希望がありましたらメールにて連絡くだされば予定を変更して配信すること
が可能です。
~編集後記
音源の持ち主さんにメールをしました。
二日後。返事をくださいました。MP3の添付ファイルつきで!!
ドキドキしながら、クリックし、メディアプレーヤーが開いた瞬間
“あぁ。これです。この歌です。”
35年前に、私の前から逃げていったぶたが、遂に遂に、捕獲できました。
「捕ったどーーー。」(よゐこの浜口風に)
フルコーラスで聞いてみていろんなことが思い出されました。
父は、このブックのソング全部をオープンリール(おっきなカセットテープみたいなものです。)に
ダビングして、私たちに姉弟に、聞かせていたこと。
「ぶたが逃げた」の最後でテープが切れてエンディングの記憶があいまいだった事。
それから、歌詞の記憶もところどころ間違っていました。あれだけ鮮明に覚えていると思っていたのですがやはり、私の記憶はあいまいだったようです。
でも、当時住んでいた家の間取りやなくなった父のことや今はバラバラに過ごす家族(今の家族じゃないですよ。笑)の事が思い出されて胸が熱くなりました。
あぁ、ありがとうございました。
音源を提供してくださった、ナカムラさん。何度も情報を下さったFさん。しらべ桜坂ピアノ教室の調先生みいさん。やめP読者の皆さん。本当にありがとうございました。
※ せっかく見つけた音源だから、皆様に紹介したいと思いJASRACに確認したのですが、
「オリジナル音源を、WAVなりMP3でUPするためには、レコード会社の許諾が、まず必要で、更にJASRACに、使用料を支払っていただく必要があります。」との事です。
ごめんなさい。
今の私には、そこまでの馬力がありません。35年経っててもまだ著作権が切れてないかぁ。 残念。
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