Kenです。
夜の10:30に、娘に電話がありました。
妻が出たのですが、なにやら名前を聞き直しています。
「男の子からやで。」
おおっ!遂に、我が娘にも、男の子から電話がかかってきたか。
妻もニコニコしながら二階にいる娘に電話を持っていきました。
しばらくして、ドタドタと階段を下りてきた娘。
「文化祭の打ち合わせの事で、かかって来てん。」
何も聞いてませんよ。そんなこと。わざわざ電話の内容を報告しなくても。
「お母さんすきやで。その子の事。心の広いところが・・。」
「私もそう思う。」
なにやらその男の子の事で妻と娘の会話が弾んでいます。
私に聞こえるように・・。?
私も、まだ、今は余裕で聞いていますが、近い将来焦ったりするのかな。
真顔で反対する親父になるかもしれないなあ。
その子の心の広いところが好きなんですって。妻も娘も。あれっ???今から予備線を張られているのか???
「お父さんは心が広くないの?娘の交際に理由なしに反対するなんて・・!」
とか、言われないために・・。
考えすぎか。どちらにしても小心だな。私。
ちょっと釘をさされている気がする第8号の始まりです。
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目次
♪「お願いもう一回弾かせて」と子どもから言わせる方法
♪一日一回協定の具体的方法その4
♪毎年2回はやめたいという我が息子の話~ その8
♪お便り紹介
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〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習〓〓〓〓
2004年8月7日(土)
第8号 「お願いもう一回弾かせて」と子どもから言わせる方法
発行 ken
mail: kens-pro@mx.biwa.ne.jp
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2978/
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◆ 以前「明るい家族計画」というテレビ番組がありました。家族の長がTV局から出された難題を1週間という期間で練習して当日スタジオで達成できたら300万円相当の商品をご家族にプレゼントするという内容でした。
◆ そこで、それを取り入れてピアノ練習をしようと試したことがあります。総合司会は私。
出演者は姉弟。
「今日は○○県○○市からお越しの”kenさん家族”のチャレンジです。最期まで失敗せずに弾けたら300万円のプレゼントです。それでは最初の方どうぞ。」
とマイク(おもちゃの)でしっかりと紹介して、お辞儀をさせたあと(お辞儀の効用を見てください)にピアノに座らせますが、すぐには弾かせません。
「まだですよ。どうぞといってからスタートしてくださいね。」
◆ 目的は”適度な緊張感”を持たせて練習させることでした。だらだらと回数だけ練習してもなかなか上達しませんし、下手をすると怠け癖がつくのでこんなシチュエーションもたまにはいいかなと。結構のってきました。なにせチャンスはたったの1回。すこしでも失敗すると即ストップなので、こどもは真剣に弾きます。
ただし、そう易々と300万あげる訳にはいかないのでタイミングは慎重に。例えば”両手になって間もなくで最後まで弾けるかどうか“の状態。“最後まで弾けるけど、テンポが速くなったり遅くなったりで、しかも自分で気づいていない状態”などなど。もし、ご兄弟で習ってらっしゃるのであれば順番にさせると相乗効果があります。順番待っているほうが「次は自分の番!」と弾く前から手を握りしめて集中していますから。
◆ あと少しのところで間違えたりすると
「お願いだからもう一度弾かせて」なんて台詞が出てきたりします。普段は
「今日はまだ練習してないでしょ」とか、
「あと1回だけ弾いておかない?明日レッスンだし。」
とかいわれてばかり。信じられないこの台詞には
「うーん。TVもチャンスは1回だけでしょ。どうしてもやりたいならまた明日ね。」
と軽く流しましょう。次の日数段レベルアップした子供さんの姿が見れます。
◆ ただし、対象年齢は小学生低学年くらいまでかな。現実的な性格な子にはあまりお薦めできないかも。商品も300万より本当にあげられるものでもいいかもしれません。コツは親の”マイクパフォーマンス”です。ノリが大事だと思います。
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♪一日一回協定の具体的方法その4
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◆ 一日一回(実際は一日2回ですが)協定が結べた堤さん・・
~協定を結んで練習を始めて二週間が過ぎました。
前回の続きです。
「“CDを聴く”とか“ドレミで歌う”ことが弾くこととどう結びつくのだ
ろう。」と
堤さんは思われたようです。そこで、少し詳しく説明をしました。
Ken:「CDに限らず、音楽を繰り返し聞くことで自然に耳から入り覚えます。コマーシャルソングを良く覚えませんか?すり込みの力ってすごいでしょ。覚えたうたは、口ずさんだりします。鼻歌でもいいんです。音楽教室の曲がCMレベルになっていれば、教室で歌うことは難しくありません。逆に覚えていないとみんな先に進んで行くように感じて焦ります。」
「歌詞で歌えたうたはドレミで歌うのも楽です。そして、ドレミで歌えるようになるといままで覚えてきた鍵盤のドレミの位置とお口で歌うドレミとが段々一致してきます。」
「試しに、ドレミで歌えるようになってから弾いてみてください。今までの3倍楽ですから。」
「おっと。ドレミで歌う前にCDを良く聞いて、お歌を歌ってからですよ。それとステレオの前に座らせて無理やり聞かすことはしないで下さいね。コマーシャルソングを自然に覚えるパターンと同じですからね。」
大まかこんな感じだったと思います。
母:「わかりました。やってみます。車で出かけることが多いので車の中ではよくCDをかけているのですが、テープにダビングして家でも鳴らすようにしてみます。」
ken:「お母さんはお家でうたうことは嫌いですか?」
母:「いいえ。そんなこと無いですよ。」
ken:「できればいっしょに歌ってあげてくださいね。お風呂でも、車でも。」
母:「わかりました。今思えば先生もそうおっしゃってましたね。」
ken:「そうでしょ。先生のおっしゃることには必ず大事な意味があるんですね。」
さて、その後堤さんはどうなったでしょう。次回に
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毎年2回はやめたいという我が息子の話~ その7
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■ 今日、久しぶりに昼からお休みがいただけました。家族で”UNO(ウノ)”をしたの
ですが、息子がえらく強くなっていたので驚きました。北海道に持っていってみんなで
していたそうです。
向こうの人は”ウノ”を知っていたの?と聞いたら「こどもたちでおばちゃんにルール
を教えてあげた。」とのこと。で、誰が一番強かったの?
「おばちゃん。」???みんないつの間にかごぼう抜きにされたわけね。でも、以前か
ら比べると本当につよくなったなあ。
なにかコツでもあるの?と聞いたら
「ニコニコしながらやってたら勝てるんやで。」
うーん。
我が息子らしいなあ。そういえば、こいつは生れ落ちたそのときから笑っていたような気がする。このまま大きくなって欲しいです。
■ 7月に大会が終わったはずのドッジボール。その後どうなってるのかなあと思ってたら、何やらFAXが届いていました。「メンバー募集」チラシの草案らしいです。
妻に聞くとこれをコピーして(コピーは私の仕事らしい)4年生全員に配布するとのこと。1チーム12人制だから、練習試合をするにも24名以上のメンバーが必要なんだそうです。
第1回目の練習がすでに決まっていて、会費や登録料も記載されています。
話はどんどん大きくなっていく。いやあ、親ってすごい。
おんがく大好き家族ならぬ、ドッジボール大好き家族が広がっているようです。
♪お便り紹介♪
~以下本文
毎回ためになる内容で楽しみにしております。
4歳の息子がヤマハのグループレッスンでいよいよ
幼児科になり、宿題も出るようになってきました。
私が弾くのを見てバイオリンも習いたいと言い出したので、
そちらも始めましたが、毎日の練習を習慣にするのは大変ですね。
早速カレンダーにシールをはる方法を試し始めて1週間たちました。
短時間でもいいから毎日!が大事ですよね。
最近困り始めたことがあります。
数日前からは「ぼくは一人で練習するから違う部屋で待ってて」といいます。
むりやり付き添って練習嫌いになっても困るので、
「あ、そう。じゃ、1回でいいからがんばってきてね」と答えて
違う部屋で聞き耳を立てています。
しかし、習い始めたばかりですし、楽器の持ち方など注意したいことが
たくさんあるのに・・・
嫌われないようにさりげなく注意するタイミングをうかがっています。
では,これからも楽しみにしていますのでがんばってください!!
~ここまで。
Ken:
以下のようにお返事を書きました。
「暖かいメールをありがとうございました。
ヤマハとバイオリンを習われているそうで
本当に楽しみですね。
我が家の息子がこの話を聞いて
「僕には二つも絶対無理だ!」と申しておりました。(笑)
幼児科のレッスンにも慣れてこられましたか?
毎日の宿題をすることは本当に大変ですよね。
昨年の春からでしょうか?それとも秋から?
春からなら「みつばちマーチ」あたりでしょうか。
秋からなら「だいすきなパン」?
カレンダーを使った練習が一週間続いたのですね。
お母さんに拍手です。
これからもがんばってくださいね。
「僕は一人で練習するから・・」
そうですか。親御さんとしては気になることですね。
私は指導者ではありませんから、あくまで親の立場からですが
息子さんの練習に対する姿勢が生き生きしているのであれば
さほど問題は無い様に思います。
気になるようであれば
先生にご相談されることをおすすめします。
楽器の持ち方なども含めて「任せておいて下さい。」と
先生がおっしゃるのであれば、そっとしておいた方が良いと思いますし
「楽器の持ち方は家でちゃんと復習してきてください。」と
おっしゃるのであれば、
先生に例えば、こう言ってもらえればいいのではないかと思います。
「○○くん。バイオリンは、毎日正しい持ち方を練習するんだよ。
始めのうちはお母さんに手伝ってもらったほうが早く上手くなるから
お母さんに『毎日持ち方をチェックしてね』とお願いしてあげるね。」
このように、お母さんが毎日チェックするのは、先生からのオーダーだからと
しておくとどうでしょう。
ただし、先生のご理解があってのことですから、あくまで先生のサポート役だと
いう感じがよろしいかと思います。
とっても無責任な発言で申し訳ありませんでした。
でも、息子さんには”お母さんのバイオリンを弾いている姿”への
憧れがありますから、きっと上達していかれますよ。
私は”憧れの貯金”を小さいうちに貯めていかれることをお薦めしています。
いずれ、メルマガで”憧れの貯金”についてお話しますね。
これからも頑張ります。是非お読みくださいね。」
いかがでしょうか。もし、読者の皆様で「こんな方法があるよ。」というお話がありまし
たら是非、お送りください。おんがく大好き家族を広めていくためにご協力をお願いい
たします。
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kens-pro@mx.biwa.ne.jp
やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習HP 発行人:ken
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