Kenです。
驚いた事に「やめPメルマガ」に、新聞社からの取材の依頼が来ました。
ビックリです。
夕刊の紙面と新聞社HPで紹介してくださるそうです。でも、顔写真が載ってしまうようで、あわてて会社の上司に相談しました。
「いいよ。」
我が上司、寛大です。後が怖い?そういえば、週末に、巨大台風が来るそうです。
別に、寛大な上司の話とは何の因果関係も、ないのですが。(笑)
今からカメラ目線を練習中の第11号の始まりです。
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目次
♪第11号 子供さんとお母さん共通の敵をやっつけよう。
♪臨時号 またもや退会寸前!大ピンチ我が息子!!
♪一日一回協定の具体的方法その7
♪毎年2回はやめたいという我が息子の話~ その11
♪お便り紹介
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〓〓〓〓〓〓〓〓〓やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習〓〓〓〓
2004年8月28日(土)
第11号 子供さんとお母さん共通の敵をやっつけよう。
発行 ken
mail: kens-pro@mx.biwa.ne.jp
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- 前回「やってもできない。弾けない」でお伝えした続きです。
決して弾けないわけではないと信じてくれた子どもさんとお母さんがやっつけるべき敵は、楽譜を見て指をさせるところにいるんです。(多いのは4,8,12、16小節でしょうか。)ここを集中して練習すれば、必ず弾けるようになります。いわゆる部分練習です。
いきなり弾くのが難しければ、右手だけで弾いてみて、左手で弾いてみて、両方できたら両手にチャレンジしてみるといいかもしれません。忘れないのは一日一回協定のことです。協定以上のことはしてはいけないので、
「右手、左手、両手で一回とする代わりに今日は4小節目3回だけでいいよ。」
なんて具合に交渉します。弾けなくてもその日は終わりです。
でも、続ければ「一日一回協定」の効果が現れます。
もしその小節が弾けるようになったら、その前の小節から続きで弾く、とかその後の続きまで弾くとか、少しづつ伸ばしていきます。
子供さんの性格を考えながらうまくうながしてください。
うちの息子の場合は
「うまく弾けるようになったけど、その前の小節から弾くのは、難しいかなあ。お前にはちょっと無理かなあ。」
なんて挑発すると、
「そんなことない。やってみる。」と発奮しました。
あまのじゃくなんですね。
難しい箇所で間違うと、大抵最初から、また弾こうとするんです。そしてまた同じとこでつまる。これの繰り返しです。時間もかかりますし、何よりやる気をなくしていったみたいです。そうして、どんどん先に進んで行くクラスのお友達をうらやましく思い、そして自信を失っていったんだなあと気づきました。何曲もこんなことが続くといやですよね。親も子も。
間違えた時に最初から弾く傾向にある子供さんの場合は、
“できるところはそのままで良い。出来ないところだけ一緒にやっつけよう“
と話してあげてはいかがでしょうか。
〓〓〓〓〓〓〓やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習〓〓〓〓〓〓 2004年8月28日(土)
臨時号 またもや退会寸前!大ピンチ我が息子!!
発行 ken
mail: kens-pro@mx.biwa.ne.jp
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ken:昨年の秋のことですが、協定を結んで1年近くがんばってきた息子がいきなり
「ピアノをやめる!」
と言い出しました。このようなメールを発行する割にはダメダメ親子です。
その時の様子をすべてお伝えします。
~以下本文
昨日(10月22日未明)、息子が「もう、僕ピアノやめる!!」と言い出しました。
ピアノ個人レッスンに移って初めてのことですが、昨年の12月から今日まで10ヶ月間、1日も欠かさず練習を続けていた彼が、なぜ急にやめたいと言い出したのか。
大ピンチ!!いったいどうなってしまうのか!
事の発端は、仕事から帰った私に妻が
「発表会の曲をすこしだけ見てあげて。9:00からトリビアの泉を見たいらしいから、それまでに見てあげてね。」
と話してきたことで始まりました。
風呂から上がった息子は、裸のままで一向にピアノに向かう気配が無いので、
「トリビアが始まるで。弾かんのか」
と聞いたら、
「ええー。もう弾かへんで。僕、ピアノやめるねん。」との答え。
我が家に緊張が走りました。
???
「何で?毎日練習してきたじゃない。調子が悪いわけでもないし、どうして今日なわけ?」
ちゃんとした返事が返ってきません。しばらくの沈黙をやぶって妻が
「さっき話してたことをちゃんとお父さんに話してごらん。」
と助け舟を出しました。
???すでにそういう話が進んでいたの?
重い口どりで
「もう僕、充分やってきたからこの辺でピアノはええと思うねん。」
???おいおい、今は充分やないやろ。11月30日の発表会に出演する予定じゃないの。すでに曲も進んで来てるし、やりきったとは言えないじゃない。
家族でも9月28日に
「これからは家族みんなで息子の発表会に向けて協力しような」と話し合ったんじゃない。
そこで、緊急の家族会議!!
「このままやめて良いと思う人。」 しーん。
お姉ちゃんはどう思う?
「わからない。」
お母さんは?
「聞くまでも無い。やめるべきではないわよ。」
しばらくしておねえちゃんが
「私も続ける方が良いと思う。」
どうして?
「途中でやめたらあかんとおもうから。」
やっぱり、みんな充分だと思ってないよ。中途半端だと感じている。
でも妻には、
「毎日時間を作ってがんばって練習しているよ。でも、自分でわからないところが乗
り切れなくて、いやになってきたんだと思う。私もここ何日かSOSを出していたのにお父さんも気づいてフォローしてくれないのが悪い。」
と突っ込まれてしまいました。
もう一度息子に
「本当は、発表会の”ソナチネ”が思うように弾けないからじゃないの?」と聞きました。
妻から言われていたSOSは多分この曲だと思ったからです。
息子はコクンとうなづきました。
「ほんと?」
どうも本当らしいです。
「じゃあソナチネが弾けたらやめなくていいの?」 と聞くと
「弾けたら続ける。」 協定成立です。
どうも、1年前と同じことを繰り返したようです。私も息子も成長しません。トホホ
~本文終わり
この後、これまでお伝えしてきた方法で危機を脱出しましたが具体的内容は
次回に・・・。
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♪一日一回協定の具体的方法その7
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一日一回(実際は1日2回ですが)協定が結べた堤さん・・
~協定を結んで練習を始めて一ヶ月が過ぎました。
マラソンコンサートの出演をお願いして一週間後のことです。
Ken: 「子供さんのご様子はいかがですか?」
お母さん: 「コンサートの約束をした直後に、『何を弾こうかな』ってテキストを出してきて選んでました。」
ken: 「曲は決まりましたか。」
お母さん: 「ええ。それが2曲弾くっていうんです。ひとつはテキストの曲なんですが・・」
ken: 「もう一曲は?」
お母さん: 「ジュラシックパークです。」
ken: 「???ジュラシックパークですか?映画の。」
お母さん: 「そうです。実は先日ユニバーサルスタジオに家族で行ったんです。息子は、えらくジュラシックパークが気に入って、テーマ曲ばかり聞いていたのでコンサートで是非弾きたいと・・。」
Ken: (弱りました。上達してきたとはいえ、まだジュラシックパークを弾けるほどではないと思ったからです。しかし私も腹をくくる事にしました。)
「わかりました。右手だけでもチャレンジしてみましょうか。エレクトーンでカラオケを用意しますから、一度やってみてください。無理はしないように。今のテキストよりはるかに難しいですから。」
お母さん :「そうですね。無理ならやめます。」
~それから一週間後
ken: 「まもなくマラソンコンサートですが、いかがですか?」
お母さん: 「それが、人が変わったようにジュラシックパークを毎日弾いているんです。」
ken : 「よかったですね。」
お母さん: 「そうなんですが・・・。ご飯も食べないで弾いているんです。10回くらいじゃないんですよ。弾けないと悔しいみたいで・・できるまでやろうとするんです。」
ken : 「自分からすすんで弾くのなら止められないですよね。このまま様子を見てあげてください。テキストの曲はいかがですか?」
お母さん: 「見向きもしません。レッスンでも、また弾けませんでした。」
ken : 「そうですか。弱りましたね。」
お母さん: 「いいえ。私は今のままでもいいと思っているんです。もともと練習嫌いで私もあきらめていましたから。男の子って好きなことはご飯も食べないでやるものですよね。息子はプラレール(電車のおもちゃ)が大好きで、以前にご飯も食べないでプラレールで遊んでいた姿を思い出してしまいました。
息子にとって“弾きたい曲を弾く”ことが一番楽しいことだと気づいたんです。
ken: 「そうですね。そうかもしれません。私も先生にそのことを伝えておきますね。ちょっと長い目で見てあげて下さいと。」
お母さん: 「お願いします。それとコンサートの曲はジュラシックパークだけでお願いします。」
ken: 「了解しました。」
そして、堤君はマラソンコンサート当日をむかえます。続きは次回。
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毎年2回はやめたいという我が息子の話~ その11
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割り算の筆算。これを息子に理解さすのに考え込んでしまいました。
20÷6=3…2を説明したいので、まず、20個の○を書いて、、20を6で割るということは20個の○を6個づつに分けるということだから3つに分けられて2個あまる。ここまでは図解で理解できているようなのですが、筆算で元数の20の真下に18と書いて欲しいのですが、これが何度やってもできない。息子も10時を過ぎると眠たくなってくるし、ついにさじを投げてしまいました
「明日またやろうね。」と妻が助け舟を出してくれました。息子に?それとも私に?
ふたりともほっとしましたけど。
ピアノの練習表を見たら、翌日の分まで印がついていました。???聞くと明日の分まで練習したそうです。まあいいか。明日は電車に乗って初めてのお友達が家に遊びに来るからだそうです。それはそうと、今日は”○○ファーム”(地元の農園です。)に行ってきたそうですが、妻いわく、
「ディズニーランドみたいに満員やったで。」
とのこと。こういうところが最近の流行なのかなあ。ハンモックもあるし、結構のんびりして好きだけど、私は今日も仕事でした。
昨日、はじめて小学校の懇談会なるものに行ってまいりました。
常に妻に任せておいたのですが、
「たまには父親らしいことをして!」
といわれまして、確かにその通りだと思ったので行くことになりました。
はずかしながら担任の先生の名前も、うろ覚えでしたが、先生もまさか父親が来るとは思ってなかった様子で、お互い少し緊張気味だったのではないかと思います。
息子のご担任は、いきなり
「息子さんの事でお聞きになりたいことや気になることはありますか?」との質問。
思わず、
「この夏は息子にとって非常に有意義なシーズンだったと思います。」と、
ドッジボールと北海道の話をしてしまいましたが、
「本当は苦手な学業について親はどう思っているのか」
という意味だったのではないかと、あとになって親バカ加減にあきれてしまいました。
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♪お便り紹介♪
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今回もいただいたメールをご紹介いたします。
~以下本文
はじめまして。
いつも、メルマガを楽しみに読んでます。
昨年の春まで、○○の講師をしていました。
自分自身も、○○出身です。
講師を始めて改めて、幼児科って本当にいいな~って思っていたのですが、
講師1人の力では本当に限りがあり、私自身、お母様方、そして楽器店のスタッフの方(受付さんも含めて)に本当に助けていただきました。
メルマガを読みながら、Kenさんのようなのスタッフがいらっしゃる楽器店の生徒さんは幸せだな~と思います。
講師からの言葉も、生徒さん・お母様方には本当に大切だと思いますが、ちょっと違う立場の方からの言葉で救われる事も多いと思うんです。
今、ドイツの小さな街に住んでいるのですが、近所のロシア人の女の子とレッスンを始めました。
とは言っても、その子はもう11歳。
ドレミも読むのは初めてのようです。
家庭の事情などもあり、続けるのは困難に思えますが、今、できる事を一緒にがんばっていけるといいなな~と思っています。
○○の子のように、歌う事でいろいろ感じてほしいと思っているのですが、一緒に歌いながら、幼児科の子供達を思い出しました。
あの年齢に歌う事、(歌詞もドレミも含めて)、それが大切なんですよね!!
私事になりましたが、これからもメルマガ楽しみにしています。
Ken:ありがとうございます。びっくりしました。まさか国外からこのような暖かいメールをいただくとは。
もしよろしければ、その後のロシア人女の子のレッスンの様子もお聞かせくださいね。
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やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習HP 発行人:ken
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