Kenです。
実は、30年ぶりのピアノレッスンを再開することになりました。子供たちが、本を入れるかばんを用意してくれました。
20年通いつめた、楽器店の風景が、違って見えるんです。ロビーで、前の生徒さんが終わるのを待っていると、ドキドキするんです。
いつもお会いしている先生なのに、どんな風に挨拶をすればいいか緊張するんです。
すべてにおいて、新鮮な第23号の始まりです。
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やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習メルマガ
目次
♪第23号: CD聞く子がうまくなる!
♪あこがれの貯金~ その11 コンクールに出演しよう!その7
「ヤングピアニストコンサート」
♪毎年2回はやめたいという我が息子の話~ その21 「私のダイエット法」
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2004年11月20日(土)
第23号:CD聞く子がうまくなる!
発行 ken
mail: kens-pro@mx.biwa.ne.jp
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●ひよこ向け…………レッスン初心者・経験の少ない親御さんへ
※今回は、音楽教室限定かもしれません。あらかじめご了承ください。
◆ 音楽教室に入ったら、先生が毎週のように「CDを聞いてくださいね。」とおっしゃいますよね。なぜ?と尋ねると「CDを聞いてお歌を歌ってくださると、知らず知らずの間に曲が耳から入って覚えます。すると教室で歌う時にも、”それ知ってる!”と得意げに歌うようになります。自信を持って曲が進むと、弾く時もとてもスムーズに進むんです。」
◆ 先日、幼児科(4,5歳のグループレッスン)のお友達のお母さんから、こんなことをお伺いしました。
「最近調子が良いんです。元々歌が好きだったんだけど、ドレミで歌うように促したら、家でも車でも親子で歌いあうようになってきていたんです。そしたらレッスンで弾く時に、すらすら弾けるようになりました。」
◆ ドレミで歌えると、確かに弾くのがとても楽になるようです。昔、先輩ママから「ジュニア科(小学校1,2年生のグループレッスン)になっても、まず良くCDを聞いて、ドレミで歌えば大丈夫よ。弾くことが出来てないと、そればかりが気になって、弾かそう弾かそうとするけど、ちゃんと歌ってから弾くようにするとうそみたいに弾けるわよ。急がば回れということかしらね。」
と教えてもらいました。我が家もそれで助かりました。
◆ 音楽教室の場合、どの曲もいきなり弾かしたりしません。
まず、聞く事。それから歌詞で歌う。その次のドレミで歌う。それから初めて弾く。という順番で進みます。必ずです。
ですから、弾けないときは、一歩戻ってドレミで歌えているか確認してください。歌えない事が多いですから。
もし、ドレミで歌えないときは、歌詞を覚えているかチェックです。そして、歌詞を覚えていないとしたら、曲自体を覚えていないからかもしれません。そして、それは「充分に聞いていない。」ことを意味するのです。
◆ 個人レッスンになっても、同じですね。いつの間にか、CDなどの音源が無くなってきて楽譜を読めないと弾けなくなってしまいますね。読譜が出来ないと本当につまんないです。余談ですがある先生の調査によると、ピアノ離れの一番の理由が「読譜が出来ないこと」らしいです。
さて、読譜が辛うじて出来てもなかなか弾けません。そんな時恥ずかしいけど声に出してドレミで歌えば、いきなり弾くより結果的に短い時間で仕上がりますよ。時間が無いから早く弾かせないと、と思われるお母さん。まあ、だまされたと思ってやって見てください。
◆ というわけで、幼児科ぐらいまでの子供さんはたくさんCDを聞いて、たくさんドレミで歌うことがとても大事だと思います。弾けていないなあと感じる時は逆にドレミで楽譜をみて歌わせてみて下さい。歌えない時は・・。そうですね。歌詞で歌えているかチェックをして、一緒に歌いましょう。もし、それがうまくいかないときは、もう一度CDを良く聞いて覚えましょう。
◆ それから、CDをたくさん音楽を聞かせると親にも得な面があります。音楽教室以外のCDもたくさん聞いてください。クラシックでもロックでもジャズでも民謡でも何でも良いです。ご家族の好きな音楽で良いです。
そのうち、街角で、テレビで、ラジオで、家で、学校で
「この曲しってるで。~~で鳴ってたやん。」とか
「この曲、~~と同じやん。」
なんて言い出すようになります。
そんな時に「へえぇ。良く知ってるなあ。」とトリビアの泉の如く驚いてやると、得意満面になる気がしませんか?
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♪あこがれの貯金~ その11 コンクールに出演しよう!その7
「ヤングピアニストコンサート」
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●にわとり向け………レッスン暦の比較的長い方・経験の多い親御さん向け
子供さんが積極的にピアノやエレクトーンに向かって練習するためには、それなりの動機が必要だと考えます。私は“あこがれの貯金”が貯まっていればつらい練習にも立ち向かえるのではないかと思うのです。だだし、何にあこがれるかは、人それぞれですし、大人と子供で違っていても当たり前です。
~今回もコンクールに出演した、ともちゃんのお話。~
ともちゃんは、小学校4年生(現在5年生)のピアノ個人レッスンで習っている生徒さんです。
ヤマハヤングピアニストコンサートに出演することになったともちゃん。
曲は「人形の夢と目覚め」です。ともちゃんにとっては初めての大曲で、それは自分で楽譜を読んで弾くという課題取り組むことでもありました。
また、家庭でいままで横にピッタリついて練習を見てきたお母さんは、
◆最初からCD等 音源を聞かせない。
◆横から口を出さない。
ということに気をつけながら、見守ってあげることにしました。(先生に言われたからですが・・)
でも、お母さんにとっては、これがとてもつらかったようです。
◆◇◆
いよいよ、本番当日です。
お母さんは前日の晩は、よく眠れなかったようです。
反対に、ともちゃんは、ちっとも緊張していないようです。
コンクール会場のホールに到着したら、先生が待っていてくれました。
「小学校低学年の部が、終わったらともちゃんたちの番だからね。」
お母さんは「ドキッ」としました。
受付時間まで、しばらく時間があるので、お母さんとともちゃんはホールに入って小学校低学年の部門を見学しました。
「えっ!!!!」
お母さんは、目が点になりました。
どうみても、ともちゃんより小さい子供さんが、はるかに難しい曲を弾いていると感じたからです。(ドビュッシーでした。)
もう一度プログラムを確認しました。
「やっぱり、小学校3年生よね。でも、ピアノに座っている姿は、ともちゃんより大きく見えるんだけど。」
低学年部門が終わり、受付を終えたロビーで、先ほどドビュッシーを弾いた子供さんが走り回っていました。そのお行儀悪さを見て
「やっぱり、ともちゃんより小さかったのね。」
と妙に納得したようです。
どうも、ピアノを演奏している姿は大人びて見える事があるようです。
さぁ、ともちゃんの部門が始まりました。
実は、出演順は、生年月日順で、ともちゃんは、なんと1番でした。
さすがのともちゃんも緊張しているのかと思ったら、ステージのあちらこちらを見回して、お辞儀をするときも、審査員の顔を見て“にっこり”としました。余裕です。ピアノの椅子も、ちゃんと先生の指導どおり、右手で高さ調節をして、すぐに演奏するわけでなく、ペダルの硬さを確認して、大きく深呼吸してから弾き始めたのでした。
「ちゃんと、お辞儀の効用を守っている!」
落ち着いている(少なくともお母さんにはそう見える)ともちゃんを見て、おかあさんの方がよほど、どきどきしているのだなと、思ったそうです。
しーんと静まり返ったホールで、ともちゃんの「人形の夢と目覚め」だけが鳴り響き、お母さんの後ろの方から
「あの子、うまいね。」というヒソヒソ話が聞こえてきました。なんだかくすぐったかったそうです。
途中、演奏がよろけた所があったのですが、最後まで堂々と弾ききりました。お母さんは、ほっとしたそうです。とにかく、最後までしっかり弾けた事で充分、満足でした。
お母さんは、演奏が終わったともちゃんをロビーで出迎えました。
「最後までがんばって弾けたね。良かったね。」
「そう?途中で間違えちゃったんだけど。」と、ともちゃん。
「大丈夫だよ。わからなかったから。でも、やっぱり緊張したでしょ?」
「しなかったよ。だって、この前ステージで練習したでしょ。同じよ。色んなところから音がしたし、弾いてて気持ちよかったよ。」
「私の次の順番の子。お母さんが横に付いて、一生懸命テープを聴いてたよ。でも、緊張する~って言ってたな。」
ともちゃんは、あっけらかんと喋り続けます。
演奏がすべて終了した頃、ともちゃんは、さっさと衣装を着替えて、ロビーでジュースを飲んでいました。
「審査結果がでましたので、ホールにお集まり下さい。」
アナウンスが入り、ホールに戻ってビックリ!
なんと、ともちゃんは銅賞を受賞したのでした。
本人は、キョトンとして・・。お母さんは、まったく予想していなかったからか、言葉を失いました。
「受賞者の方は、ステージにお上がり下さい。」とアナウンス。
「あっ!」
ともちゃんは、Tシャツにジーパンで、壇上に上ったのでした。他の受賞者は全員ドレス。
お母さんは、真っ赤になりました。「いいじゃないですか。」と先生。
その時に撮った、記念写真は、今もともちゃん家のピアノの上に飾っています。写真と表彰状とメダルは、ともちゃんの大事な宝物です。
「金色のメダルの方が良い!!」
ともちゃんにも、少し欲が出てきたみたいです。来年(今年)も、絶対でる!とお母さんに言っているそうです。お母さんは後日感想を話してくださいました。
「最初は、コンクールがどんなものかすら知りませんでした。先生が声をかけてくださらなかったら、おそらくこんな風にはならなかったでしょう。私は“楽譜を見ない”ことが一番気がかりで、横について注意しなければならないとばかり思っていましたから。
先生が、ともちゃんをコンクール見学に連れて行ってくださってから、楽譜を読もうとする姿勢が変わりました。先生とバナナジュースを飲んだのも、とても楽しい思い出な様です。
アドバイスレッスンも目からウロコでした。見ている側も緊張しましたが、本人はもっとドキドキだったようです。でも、高名な先生のレッスンを受ける事ができたのは、とても貴重な経験でした。素人の私にも音色が変わったことがわかりましたから。
ステージトレーニングは、考えた事もありませんでした。あんな事できるんですね。本番前に、本番さながらで練習できた事で本人も緊張しなかったようです。
先生が導いてくださったおかげで、とても中身の濃い3ヶ月間を過ごすことができました。これから、いつまでがんばれるかわかりませんが、本人がやる気を持つ以上、手伝ってあげたいと思います。」
Ken:「ご家族の協力も、必要でしたか?」
「そりゃあ、もう。コンクール見学やアドバイスレッスンは日曜日でしたから、送り迎えは、主人の仕事。普段の練習は、ともちゃんの上に兄がいるのですが、練習中はテレビを見れないので、よく我慢してくれたと思います。食事の準備も出来ないときは、みんなで外食した事もありますし、実家の母に手伝ってもらった事もあります。家族の協力が無くて、コンクールに出るのは難しかったでしょう。家族がともちゃんのコンクールを通じて、一枚岩になれたと思います。」
Ken:「おんがく大好き家族ですね。」
「大好きかどうかわかりませんが、楽しかったです。」
ともちゃん。お母さん、これからもがんばってね。
完。
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毎年2回はやめたいという我が息子の話~ その21
「私のダイエット法」
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●ALL向け…………読者の皆さんすべて
前回、健康診断の話をしましたが、実はひそかに楽しみにしていた事がありました。昨年より体重が減っていると確信していたからです。7.9Kg痩せていました。やった!!1年かけて痩せたわけではありません。減量していたのは2ヶ月ほど。
キッカケは、昨年の健康診断で肝臓の値に“所見有”と、書かれた事でした。再検査の結果、「痩せなさい。」と、先生に命令されました。
妻に食事を制限してもらって、夜10:00以降は食べないようにしました。あと、だいすきなアルコールを一滴も飲まないようにしました。(これだけは断固たる決意で臨みました。)
ゲーム感覚で毎日体重計に乗るのが楽しみで、ある減量成功者に聞いたのですが、1kg、2kgはすぐに減るのですが、それからの1kgはなかなか減らない。1週間くらい体重維持が続いて、ある日急に1kg減る。それからまた1週間ほど同じ体重で、その後また1kg減る。といった具合に階段式に減っていくんです。
これって、家庭練習と少し似ている気がします。練習するんだけどなかなか上達しない。と思っているとある日急にそれまで出来なかったことが”ふっ”と出来るようになる。なんだこんなに簡単だったんだ。と思うとまた、次の壁が。それと似てるなと思います。
他には、半身浴も楽しみました。お風呂でゆっくりつかるだけですが、20分くらいぬるま湯に使っていると玉のような汗が出てきて1kgくらいは体重が減りました。ただし、水分が抜けるだけだから減量しているわけではないと思いますけど。その後8月初旬にはアルコール解禁。でも体重は減量したまま変らずです。
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~今後の配信予定
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第24号:楽譜を読めるようになりました1
第25号:楽譜を読めるようになりました2
第26号:椅子の高さと位置で音色が変わる1
第27号:椅子の高さと位置で音色が変わる2
第28号:椅子の高さと位置で音色が変わる3
第29号:CD聞く子が上手くなる!2
第30号:CD聞く子が上手くなる!3
第31号:遊び弾きはやめさせるべきか
第32号:ゆっくり弾ければピアニスト
第33号:本読みで表情豊かな演奏が出来ます。
順番は都合により変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
またご希望がありましたらメールにて連絡くだされば予定を変更して配信すること
が可能です。
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やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習HP 発行人:ken
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