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~やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習を発行しようと思った理由~

その他
A mother and daughter playing the piano
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「自分から積極的に練習して欲しい」とお考えのお父さん、お母さんへ

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習〓〓〓〓〓〓〓〓〓                      2003年12月20日(土)
創刊号
~やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習を発行しようと思った理由~
発行 ken
mail: kens-pro@mx.biwa.ne.jp
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2978/
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◆私が”おんがく大好き”になったのは還暦を越え、田舎にたったひとりで住んでいる母
親のおかげだと思います。

大阪万博の昭和45年に、今は亡き父それから母、年子の姉らと現在暮らしている街に
引っ越してきたのですが、夫婦共働きでないと我が家の家計は苦しかったようです。

そんな中、子供を寝かしつけるのは一苦労。仕事から疲れて帰ってきて、家事の合間で
子供を寝かせるのに子守唄のひとつも歌ってやりたかったのでしょうが、母は声が低く、
そして音痴。だからかわりにオープンリール(昔のカセットテープ)で童謡を聞かせて寝
かしつけたそうです。いささか手抜きですね。

この母が聞かせてくれた子守唄代わりの童謡の中に、いまだに頭にこびりついてはなれ
ない曲があります。

“ブタがにげた~ブタがにげた~こブタが逃げた~。”

そんな歌詞の、題名も知らない童謡ですが、聞かせていた母自身も覚えていない。私と姉だけが覚えている母との思い出の曲です。

◆ある日、不思議なことが起こりました。姉が幼稚園で習ってきたお歌のメロディーを家
のオルガンで弾き始めたのです。

「教えてもいないのに、何で弾けるんだろう。」

母は覚えたメロディーを楽譜もなしに弾けることが、とても不思議だったようです。

でも「この子は音楽が好きかも知れない。」

と思って姉弟の手を引いて某メーカー音楽教室に通うことにしました。

◆私は連れ子でした。

姉がレッスンでどんな風だったかは全然覚えていません。私はただ、
レッスンの帰りに買ってもらえる”たこやき”が楽しみでした。

でも、レッスンでよく覚えていることがひとつあります。

先生がお話しているときに、私はつい大きなくしゃみをしてしまいました。何が面白かったのか、先生はとっても笑ってらっしゃいました。でも、とても温かい笑顔だったので忘れられません。

それからは、姉と一緒にお歌を歌うと先生の笑顔がこっちにも向いてくれるようになっ
たので、私も音楽教室に行くのが大好きになりました。

するといつのまにか、私も教室のお歌を家のオルガンで弾くようになったらしいのです。
それ以外にも仮面ライダーやウルトラマン。サリーちゃんにアッコちゃん。はては、小学
校の校歌まで、ふたりは遊び弾きするようになりました。

◆”こんな力もあるんだなあ”と知ったのは、楽器店に就職するご縁があってからのこと
でした。研修を受けて知ったこの力の名前は“絶対音感”というそうです。

自覚はまるでなかったんです。でも子供の成長過程からすると、2,3歳の頃から小学
校に上がるまでくらいまでに、例えば私たちみたいな体験をたくさんすると、突出して効
果があるそうです。逆に9歳を過ぎるとほとんど身に付かないとも言われています。

遺伝かなと言われたこともあったので、私や妻の両親、兄弟全員にテストをしたところ、
私と実姉だけにしかありませんでした。そしてその後、授かった私の子供にも同じような
体験をさせてみたところ、同じ様にこの力がつきました。

今になって母に感謝しています。私、そして私の子供たちと親子2代に渡っておんがく
大好き家族にしてくれたのですから・・・。

そして今、私はもっともっと

「音楽って楽しいな。こんなチャンスを与えてくれてお父さんお母さんありがとう。」

って言ってくれる子供さんや“おんがく大好き家族”を増やしたいです。同じ子を持つ親として強い衝動にかられました。

こんな体験をあなたとあなたの子供さんにも是非して欲しい。そう願っています。
楽しい音楽体験をどうぞ一緒にさせてくださいね。

◆さて、教室に通うすべての子供さんのご両親はきっと”音楽をすることが大好きになっ
て欲しい”と願ってらっしゃいますよね。そしてその願いがかなって、ご家庭に広まって
いけばうれしいと思われませんか?

私はこの願いがかなったご家庭を”おんがく大好き家族”と呼んでいます。教室や家庭
練習、発表会、コンクールなどの各種ステージ発表でだんだんと自信をつけてまわりが驚
くほど自発的、積極的になる子供さんとそのご家族のことです。

◆でも、すべての方がそうなるわけではありません。音楽を続けることが苦痛になり、ま
わりのご家族も苦しむ場合もあります。”音が苦”になるわけです。とても残念です。

その違いは何だろうと考えた結果、”家庭練習がうまくいかないと、おんがく大好き家
族にはなれない。”というとても基本的な答えに行き着きました。そしてこの基本的な家
庭練習を上手にこなすことがいかに大変かということも理解しているつもりです。
練習時間を確保することの難しさ、毎日の習慣づけの難しさ、練習方法の工夫などを、
ご家族だけに委ねるのは正直、心苦しいです。

◆そこで、レッスンに来ていただいている方々の体験談や私自身が経験してきた家庭練習
奮闘記をメールマガジンとして発行することにしました。

仕事がら、今まで数千人の生徒様の親御さんと教室内や家庭内での練習の話をしてきま
した。また、私自身も家庭を持ち子どもを音楽教室に通わせて来ましたので、様々な体験
をしてきました。たくさん失敗もしました。今思うとはずかしくてとてもお話できないこ
ともあります。

ですから皆さんが教室や家庭練習でご苦労されているとすれば、その気持ちは良くわか
るのです。しかし、皆さんには私がしたような失敗をして欲しくありませんので、包みか
くさず、知っていることをすべて、ぶっちゃけでお届けしたいと思います。

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毎年2回はやめたいという我が息子の話~ その1

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■我が息子。現在小学校4年生。親の都合で音楽教室に行き始めた、ちょっと可哀想な子。
最近は”やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習”でネタにされて、しかも本人は
それを知らない。もっと可哀想かも。

そんな息子ですが、この夏にちょっと大人になった気がします。学校のお友達の紹介で、
4週間ほど北海道に牛の出産補助の仕事の手伝いに、学校のなかよし4人組で行ってきた
からです。(ですのでこの間のピアノ練習はお休みしました。)

4年生のこどもが本当に仕事になるのかなと半信半疑でしたが、空港の到着ゲートから
出てきた彼は、ちょっとスリムで”カッコいい”と思うほどでした。でも、この4週間本
当にいろいろあったんです。

■我が息子。7月21日に伊丹空港を飛び立って行ったそうです。(妻が見送りに行きまし
た)行き先は北海道網走の近くで常呂(ところと読むそうです)というところです。

最寄空港の飛行機の発着は日に2便。しかもステイ先の牧場からは遠いので、行ったら
最後自分の勝手では帰って来れません。週に一度土曜日に、しかもステイ先のおじさんの
仕事の合間でないと空港まで送ってもらえないのです。

ホームシックにかかるかな?なんて周りは笑っていたのですが、なんと一週間もたたな
いうちにSOSが来ました。おいおい、いきなりか!我が息子はいったいどうなってしま
うのか!  続く。

追伸 メルマガの基本をわきまえず、創刊号の発行を変更しましたこと、お詫び申し上げます。
よろしければこれからもお付き合いください。ken

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