kenです。
遂に、100号まで来ました。
読者も1300人を超えました。ご購読はもとより、沢山の励ましやご質問のお便りをいただき本当にありがとうございます。
三日坊主の私にも出来ました。メルマガ発行(もうすぐ2年)とピアノ練習(こちらは1年)。皆さんには些細なことかもしれませんが、私からするとこれは快挙なんです。いや~本当に自分を自分で褒めてやりたい。
・・・ところが、
私にとってそれほど大事な節目だから、創刊100号を記念して何かしないといけないんでしょうが、
な~んにも考えが浮かばないまま今日が来てしまいました。(ごめんなさい)
よって、
毎度のごとく、ありのまんまの第100号のはじまりです。
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やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習メルマガ
目次
♪第100号:感性が豊かであるということ
♪コンクールに出場するって・・・
「その2 講評用紙」
♪ピアノグレード 8級 合格しました。
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〓〓〓〓〓〓〓〓やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習〓〓〓〓
2006年5月20日(土)
♪第100号:感性が豊かであるということ
発行 ken
mail: kens-pro@mx.biwa.ne.jp
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2978/
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●ALL向け…………読者の皆さんすべて
◆ レッスン見学に来ています。小学校のクラスです。
3人のグループレッスン。それにしてもにぎやかです。
先生が、「じゃあ次は歌いましょう。」 するとみんな揃って、
「いやだ。」
「右手と左手で分担奏をしましょう。」 するとある子が、
「弾けない!!」とグレます。(笑
何かにつけてこの調子。先生はまったく怒らないので、なんだかこっちが
「静かにしろ~っ」と怒ってしまいそうです。(笑
◆ でも、歌がうまいんです。ピアノのイントロが始まったら、ちゃんとまとまって歌うんです。小さく、大きくや、楽しく、悲しくとか、とても表情豊かです。
とても心が癒されるきれいな声色です。
みんなで弾くときもそうです。みんなバラバラにエレクトーンを弾いてます。
「やかまし~」と怒鳴ってしまいそうになるのですが、誰からともなく、
「じゃあ、合わすよ!!さんハイ!!」ピタッと合います。
・・・誰が先生かわからない。(笑
◆ よ~く、観察していると、体全部を使ってリズムを取ろうと集中している子。
音が良くわかる子。小さい音からだんだん大きくしていこうと工夫する子。
曲の最後に自分で勝手にメロディーをつけて、華やかなフィニッシュに編曲して遊んでいる子。
◆ レッスン中に、喧嘩が始まったり、すぐに脱線したりするのですが、なんとも感性豊かな子供たちが揃ったクラスです。
クラスコンサートが始まろうとしています。
「私一番!!私一番!!私から弾く~~」。順番の取りあいが始まりました。(笑
本当ににぎやかです。
曲が終わったあとに、先生がお友達に感想を求めます。すると、
「ちょっと、早かったんじゃない?だから止まっちゃうんだ。」
「右手がきれいだったけど、最後の音がきつ過ぎる。」
バンバンダメだしが入ります。(笑
お母さん方に、おうちでの練習を聞くと、いつも決まって
「全然しないし、言うことを聞かないんです。もうちょっとけじめをつけたほうが良いのでは」と、お怒りになっておられますが、子供たち本人達は、
「みんなと続ける。やめたくない」と、先の進路を考えるたびにグループレッスンを選びました。
◆ なかなか、まわりの大人の思うとおりには行きませんが、まわりのお友達が、それぞれみんな先生でもあるのでしょうね。
ひとりひとりが皆に・・・、皆がひとりひとりに影響しあって感性がとても育っていると思います。先が楽しみです。
・・・でも、エレクトーンの蓋は、頼むから静かに閉めてよね。(笑
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♪ コンクールに出場するって・・・
「その2 講評用紙」
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●にわとり向け・・・レッスン暦の比較的長い方・経験の多い親御さん向け
Kenです。
ピアノやエレクトーンのコンクールに出場される方って、近年ドンドン増えていると思います。コンクールは、審査員がいらっしゃって、審査をして、場合により講評をくださいます。
さて、この講評用紙。とってもありがたいものです。
「落ち着いて入れましたね。出したメロディーをもう少し整理してうたってみてください。
全体の構造をしっかりとつかんでフレーズフレーズの音色にもう一工夫欲しいですね。
息と共にフレーズ作りをたくさんさらったあとが見えてうれしかったですよ。無理のない音の出し方を考えてみてくださいね。これからもガンバレ!!」
これは、昨年のあるコンクールのあるお友達の講評です。
「達者なテクニックを持ってられますが、もう少しひびきを大切に、リズムにのって楽しく演奏してください。
きつすぎるひびきが(左右同じ力でたたいてしまう)気になりました。
とてもおしいので、伴奏を今の2分の1の音量にする~から始めてみてください。自分でも違った世界が広がってくると思います。」
これも同じお友達の演奏への講評です。
どうやら、力みすぎて左右のバランスを考えない汚い音を出しているようです。(一言で言うとそんな感じでしょうか。)
わずか、3分とか5分の間に、それを具体的に、しかも丁寧に励ますように温かい言葉もちりばめて書いて下さるのです。
コンクール後に、何に気をつけて練習して欲しいのか書いてくださるんですね。
だから、結果は別としてその曲をそこで終わるのってもったいないと思うんです。
本当は講評をもらってから弾ききることも大事かもしれませんね。
(案外、本番が終わったら、すぐ次の曲に取り掛かっちゃうんですよねぇ。)
審査席の後ろで、審査の様子を見ることがあります。
ピティナなんかだと、5人とか7人とかいらっしゃるんです。
曲が始まって、すぐに書き始める方。曲の中盤まで聞いてから書き始める方。後半から書き始めて次の演奏までの間に書ききってしまう方。
様々です。
でも、演奏が終わってから書き始める方は、まずいませんから、コンクールの場合、曲の前半(弾き始めは特に)がいかに大事かということになるかもしれません。
(もちろん曲全体が同じように大事なんですけど)
講評は大抵本人に渡されます。なので担当の先生も
「必ず見せてね。次のレッスンに必ず持ってきてね。」とおっしゃいます。
これからも指導の参考にされるんです。なので、講評は必ず先生に見せてくださいね。
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♪ ピアノグレード 8級 合格しました。
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● ALL向け…………読者の皆さんすべて
kenです。
創刊100号を記念してか、ピアノグレードの結果が私の元へ送られてきました。(そんなわけはない・・笑)
結果は・・・・ 合格です!!(やったーー。私は絵文字が使えないのでこれ以上の表現が出来ません。残念。)
グレードにもコンクールのように講評があるんです。
私の講評を載せておきますね。(見たくない?でも載せますね。笑)
~以下本文
試験の講評を参考にして、これからもがんばってください。
~~ピアノ演奏グレード8級Bコース 講評 ~~
自由曲 表現 曲の雰囲気をとらえた演奏でした。
基礎技術 腕と手首の使い方が自然でした。
初見演奏 大変よく出来ました。
伴奏づけ よくできました。4と2を使い分けましょう。
聴奏 大変よく出来ました。
総評 合格おめでとうございます。全体的にバランスよく音楽力が身についています。一層テクニックの勉強をして、演奏力をつけましょう。
~以上本文
楽譜が読めなくてはじめたピアノレッスンも1年続きました。初見演奏が「大変よく出来ました。」というのが一番嬉しいです。大人でも毎日コツコツ練習すれば、苦手なことも少しづつ出来る様になるんですね。
講評というのは、自分では気づかない様な微妙な成長結果を自覚させ、ほんのちょっぴり自信をもたせてくれる魔法の紙切れなのかもしれません。
(叱咤激励が強すぎて、落ち込むこともあるけれど・・・)
Kenです。いつも「やめP」をごらんいただいて有難うございます。
頂いたメールすべてをご紹介できなくて申訳ありませんが、お返事はがんばって書きますのでドシドシ送ってきてくださいね。
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kens-pro@mx.biwa.ne.jp
このメールは作者に直接届きます。ご感想をお待ちしております。
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~今後の配信予定
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第101号近くの身内より遠くの他人
第102号『やっても出来ない病』にかかってませんか?
第103号どんな音楽を食べてますか?
第104号どんな音楽を食べてますか?その2
第105号兄弟なのにどうして違う?
順番は都合により変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
またご希望がありましたらメールにて連絡くだされば予定を変更して配信することが可能です。
~編集後記
「おんがく大好き家族」を広めるために続けてきたメルマガ。
少しくらい役立ったかなぁ。そんな事を考えます。
実際、私の担当する地域でも練習がいやでやめる親子は後を絶ちません。「やめない~」は、ちっとも完璧ではないのです。
でも、僅かずつではありますが生徒さん親子の数は増え続けています。
やめPの進む方向は、やっぱり音楽がだいすきな親子(家族)を増やすこと。だから、子供と一緒に育つ“共育”って大事だと思います。
(みなさんもピアノを始めません?子供と共通の趣味を持つって楽しいですよ。・・・ちょっと脱線?)
私が夢にしていること・・。
それは、我々の世代では恥ずかしくて出来ないこと。・・・・
~ある家庭のなにげない風景~
日曜日。リビングにあるピアノで娘が、モーツァルトを弾き始めた。
すると、それまでテレビを見ていた父親が、
「おっ、ソナタだね。じゃあ、お父さんも・・。」と
サイドボードの上においてある、ストラディバリをケースから取り出してメロディーを弾き始める。(笑
すると、洗い物をしていたお母さんが、
「それじゃあ、私も、」と
プラチナのフルート(笑)を取り出してきてオブリガードを吹き始める。
やがて、モーツァルトは、ショパンやサティーに移り、ビートルズの
レット・イット・ビーで、フィニッシュを迎える・・・。
~完。
ねっ。恥ずかしいでしょ。(笑
我々の親の代では、おそらく想像も付かなかったでしょう。
そして、我々の代では無理でも、私たちの子供の代ではこれが当たり前の世の中になっていて欲しい・・・。
ストラディバリやプラチナは無理としても・・・(笑
その為には、子供のときのピアノやエレクトーンの家庭練習が首尾良く行かないとだめなんですよね。
・ ・・というわけで、もうしばらくがんばります。
これからも、これまで通りよろしくお願いいたします。
『200号を目指して ~やめP ken より~』
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