やめないピアノエレクトーン楽しい家庭練習

発表会やコンサートなどで興味や関心が高くなっていく。子供が導いてくれるおかげで、それまで知らなかった世界の扉を開けることが出来たり苦手だと思っていたことがそうじゃなくなったりしたら、とてもラッキーですよね。

今の子供さんと昔の子供さん。随分違うところがあります。社会環境の変化に伴って性格（性質？）も大分変わってきた気がします。

Ｍちゃんがレッスン中にシクシク泣き出したんです。普段からよく練習してくる生徒なんですが、たまたま合格の○がもらえない曲があって、昨日で三週連続△だったんです。

そういえば、イントロ当てクイズがテレビに出てくるよりはるか昔に、私は年子の姉と鼻歌でイントロクイズをしていた記憶があります。

「家の子の先生って、発表会やコンクールで曲を選んでくださるんだけど、『こんな難しいの絶対弾けない！』って思う曲ばかりくれるのよ。毎回本当にどうしようかと思います。」

「上の子にしっかりピアノ好きを叩き込めば、下の子も右へ倣えする！」だったんですが、これは完璧に間違いでした。（笑）　上の子は上の子。下の子は下の子。今ではそう思っています。

食べ物に好き嫌いがあるように、音楽にも好みってありますよね。音楽だけではありませんね。映画や運動でも、・・・なんでもそうですね。私と私の妻は映画の趣味がまるで合いません。

どんな音楽を聴いてきたかということは、音楽観という「体」を作るもとになります。そう思うと子供さんに聞かせる曲は選びたいと思うのですが、まずは皆さんがどんな音楽を聴いてきたかということを振り返ってみるのがよろしいかと思います。

これを上からかぶせれば、手元が隠れて鍵盤が見えません。

レッスンでは、確かに楽しそうにはしているから、嫌いではないと思うのですが、好きならもっと自分から練習すると思うんですよね。決して安くはないお月謝を、同じ払うならちゃんと練習して上達して欲しいんです。」