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ピアノの練習|あこがれの貯金が貯まれば弾くなと言っても弾きます(その1)

あこがれの貯金
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kenです。

いきなりですが、「やめPクイズ!!」
第1問 ピアノの鍵盤の数は、通常88鍵ですが、黒鍵の数は、いくつでしょう。
第2問 ピアノが生まれたのは、どこ国でしょう。
第3問 じゃあ、竪型ピアノ(アップライト)が生まれた国は?

答えは、編集後記にあります。

最後まで読んで欲しいから小細工を始めた(笑)第17号の始まりです   

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目次
♪第17号あこがれの貯金が貯まれば弾くなと言っても弾きます(その1)
♪あこがれの貯金その5 ~コンクールに出演しよう。
♪毎年2回はやめたいという我が息子の話~ その17
♪経費のかからないマラソンコンサートの作り方 その3
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〓〓〓〓〓〓〓〓やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習〓〓〓〓
                      2004年10月9日(土)  
第17号  あこがれの貯金が貯まれば弾くなと言っても弾きます(その1)
発行 ken
mail: kens-pro@mx.biwa.ne.jp
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●ALL向け…………読者の皆さんすべて

◆前回”親御さんと子供さんのレッスンを受ける動機は結構違うことがある”というお話をしました。今回はその続きです。
   
◆親御さんの動機には子供さんの将来を見据えてこの時期にレッスンを受けることが大事だと考えておられる内容が多いですが、子供さんはまさか



「これは将来の私の人生にとって大事なことだから」とか

「この時期に音楽基本力を身につけることが必要だから」



なんてことは思いませんよね。



子供さんの動機はずばり、

「○○ちゃんみたいになりたい。」

「先生に見たいに弾けるようになりたい。」



もっと小さい子は

「○○ちゃんや先生のまねがしたい。」

というのが多いのではないでしょうか。
   



◆もちろん

「○○ちゃんがいっているから私も行く」、あるいは
「○○ちゃんがやめるのなら私も行かない。」


という気持ちもあるでしょうが、練習の習慣がつき始め、その上達を自分自身が感じ始め、周りにも
認めてもらえれば、”もっとこうしたい。ああなりたい。”という欲求が出てくることは自然
だと思います。
   


◆以前家庭練習がイヤで、「もうやめる。!」とおっしゃっておられた生徒さんに
「弾きたい曲が30分で弾けるようになるとしたらやってみる?」と誘ったら「それなら弾いてみる」となって、セミナー(30分)に参加したらそれからとてもがんばって練習するようになられました。



曲は「ジュラシックパーク」当時USJに凝っていたそうです。


最終的にはクラスのお友達の前で熱演してくれたそうです。この子供さんの場合動機は

「弾きたい曲が弾けるようになりたい。」だったわけです。
   

◆私が気になると思った点は、親御さんの動機をかなえるためにまず子供さんの動機をしっかりと捕らえることが大事なのではないかなあ・・というところです。


そして明確な動機なんて、はじめからある事の方が少ないですから、まずは子供さんの欲求を高める工夫をすることが大事かなと思いました。       


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 ♪あこがれの貯金~ その5  コンクールに出演しよう!

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●にわとり向け………レッスン暦の比較的長い方・経験の多い親御さん向け


子供さんが積極的にピアノやエレクトーンに向かって練習するためには、それなりの動機が必要だと考えます。私は“あこがれの貯金”が貯まっていればつらい練習にも立ち向かえるのではないかと思うのです。
   

だだし、何にあこがれるかは、人それぞれですし、大人と子供で違っていても当たり前です。
   

~今回はコンクールに出演した、ともちゃんのお話。~
   

ともちゃんは、小学校4年生(現在5年生)のピアノ個人レッスンで習っている生徒さんです。


昨年春に引越しでこちらに来られました。それまではグループレッスンで習っていたのですが引越し後しばらくレッスンをお休みしていた関係で個人レッスンで再開することになりました。
   

ご担当された先生は、ブランクがあるにもかかわらずとても感情をこめて演奏できるともちゃんの力をもっと伸ばしてあげたいと考え、ピアノコンクールを案内することにされました。
   

ピアノコンクールは色んな種類があります。
   

課題曲は、あらかじめ決められた曲を出演者全員が弾きます。ゆえに審査は重箱の隅を突っつくような、とても細かくデリケートなものになる気がしますが、曲の奥深さを勉強するにはもってこいです。
   

自由曲は、文字通り何を弾いてもよいのですが、ただしクラシック曲に限るということが多いです。
小学生でショパンやドビュッシーなどの高い難易度の曲を選ぶ方もいます。また、審査する先生の評価も様々です。


難易度の低い曲でも丁寧にしっかりと弾けている子が評価が高い場合もあると思います。
   

また、コンクールには予選本選と段階的になっているものもあり予選も本選も課題曲というパターンや
予選は課題曲、本選は自由曲というパターン。予選も本選も自由曲といったパターンもあります。
   

さて、先生はともちゃんの性格から、今回は自由曲のコンクールを案内することにしました。
ヤマハヤングピアニストコンサートというコンクールです。予選本選とも自由曲です。


弾けるようになるまでが早くてもそれから何度も何度も繰り返し練習をしていく課題曲コンクールより自分の気に入った曲をダイナミックに演奏する自由曲のほうが向いていると思われたようです。
   

曲は「人形の夢と目覚め」です。想像力豊かなともちゃんは物語り調のこの曲を大変気に入りました。
でも、コンクールは曲が好きなだけではだめなんですよね。さて、ともちゃんはどうなったか。続きは次回に。
   
   
   
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 ♪毎年2回はやめたいという我が息子の話~ その16
   
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   ●ALL向け…………読者の皆さんすべて
   
今日、S先生の特別セミナーを行いました。ピアノレッスンの業界ではとても著名な方です。
数年前からセミナーに同席させてもらっているのですが、とても勉強になります。


よく感じるのは、普段のレッスンでは時がたつにつれ、担当の先生と生徒の距離が近づきす
ぎてかえって気づかなくなってしまうことがあるのですが(コミニュケーションが深くなればそうなるのが自然ですが)


第三者によるセミナーを受けると   


「そうか、こうすればうまく弾けるようになるんだ。いままでおかしいなあ。どこに原因があったのかなあ。と思っていたけど、原因は意外なところにあったんだ。とても単純なことだったんだ。」


という感想が担当の先生や受講生から出てくることがあるのです。先生と生徒の距離が近づくことはとてもすばらしいことですが、たまには担当の先生も立場を変えて愛弟子のレッスン見るととても刺激に
なるようで皆さん喜んでらっしゃいました。


ですから生徒さん本人と親御さんと担当先生にご参加いただくと、とても意味のある濃い内容になります。わずか30分でピアノもエレクトーンも音色が変わりますよ。これはおどろき!!
   

さて、我が息子がそんなすばらしいセミナーを受けることになりました。


「こんな息子でもセミナーを受けることで何か刺激を受けてくれるかもしれない。」
そんな期待を抱きながら・・・。
   

ところがセミナー当日に間に合わなかったのです。曲が・・。あちゃー。甘かった。


あまりにも失礼でお粗末な生徒と保護者でしたがS先生は

「いいのよー。出来るところまでで良いからがんばって弾こうね。」

とやさしく息子を迎えてくれたのでした。



さすがプロ。
   

さて、息子の“そうかぁ。こんなところに問題があったんだ。”は楽譜の読みでした。読んでないんです。楽譜を。普段から気づいていそうなもんなんだけど。
   

S先生: 「あれぇ?弾くときに鍵盤ばかり見ているんだねぇ。ピアノを弾くのはねぇ。自転車に乗るのと同じなんだよ。


自転車に乗ったら、今日はどこに出かけようかなって思うでしょ?それからペダルをこぎだして、右に曲がろうとか左へ行こうとかするよね。その時、ペダルばかり見てるかな?ペダル見てたらぶつかっちゃうよね。


ピアノを弾くことはね。それと同じなんだよ。鍵盤ばかり見てたら、どこへ行くのかわからなくなっちゃうから、ちゃんと楽譜を見て、楽譜から目を離さないで弾くように今から練習しよう。」
   
   

実に子供にわかりやすい話をしてくださいました。それから弾いている手元を本で隠して楽譜から目を離さずに弾くように練習を教えてくださいました。


考えたら当たり前のことなんですがこれが出来てなかったんですね。トホホ。でも、その甲斐あってそれからは楽譜を見ながら弾くようになりました。半分くらい。(笑)
格段の進歩ですよ。息子にとっては・・・。
   

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 |■経費のかからないマラソンコンサートの作り方 その3
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●指導者向け…………先生にご案内します。
●ALL向け…………読者の皆さんすべて
(今回は皆さんに読んで欲しいな。)
   
   

今回ご紹介するのは「デイケアマラソンコンサートです。」
   

最近、新聞の地方欄ではご老人の施設への子供たちの慰問が多く取り上げられています。実際、幼稚園や保育園からも定期的に慰問に行かれるところが増えていますし、自治体も世代間交流をいかにはかるかと模索しています。


私も思いました。


「子供たちの音楽で世代間交流ができないものか。」と


さて、本番がやってきました。

ここまで準備してきて当日になって逃げたい気分になりました。「うまくいかなかったらどうしよう。おじいちゃんおばあちゃんが退屈だったらどうしよう。」


私、実はかなり小心者です。

「出演者やご家族が笑顔でなかったらどうしよう。」

 不安はつきません。

ふっとこのままデイケアセンターにつかなければ良いななんて思ってしまいました。
   
会場に到着してコンサートの準備をしていると、あるおばあちゃんが車椅子で近寄ってき
ました。

「何が始まるのかいな。」


言葉は字で書くほどしっかり伝わって来たわけではありませんがきっとそんな内容だったと思います。
   

「子供たちがね、おじいちゃんおばあちゃんにピアノを弾いてくれるんですよ。」
   

「ほお。こどもたちが。弾いてくれるんかいな。そうか。そうか・・。」

職員さんがおっしゃいました。


「ここの入所者のほとんどは他府県からお越しなんです。(えっ。)」

「お身内も思うほど面会に来るわけではないのでお孫さんと触れ合う時間もあまりありません。」
(そうなんだ。でも、現実はそうかもしれないな。)


「kenさん達には、わからないでしょうが、子供たちに触れるときのご老人の表情はいつもと全然違うんですよ。毎日お会いしてる私たちにはわかるんです。」(確かに、ご老人がいつもより喜んでいるかどうかは私にはわかりそうにないな・・。)



子供たちが集まってきました。

受付で手紙を預かりました。
   

「一生懸命弾きます。おじいちゃんおばあちゃんいつまでも元気でいてね。」
   
かわいらしい字が並んでいます。
   

あれ?この子の手紙は・・。


押し花つきです。こう書いてあります。


「おじいちゃんおばあちゃんにプレゼントを持ってきました。きれいなお花です。私の家の庭に咲いていました。」
   

折り紙で作った首飾りを持ってくる子供もいます。
字が書けない子には、お母さんが代筆です。
   

「おじいちゃん。おばあちゃん。これから子供たちが一生懸命音楽のプレゼントを贈るから応援してあげてね!。」と呼びかけたら、あちらこちらから


「はぁーい!。」と返事が返ってきました。
   

演奏が始まるとおじいちゃんおばあちゃんに変化が現れました。
   

・・・続く。

   
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~今後の配信予定
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第18号:あこがれの貯金が貯まれば弾くなと言っても弾きます(その2)
第19号:あこがれの貯金が貯まれば弾くなと言っても弾きます(その3)
第20号:音あてゲームで音感を身につけよう 
第21号:ホームコンサートは退会阻止の必殺技!
第22号:私もうやめる!「お母さんが泣いた日」
第23号:CD聞く子がうまくなる!
第24号:楽譜を読めるようになりました1 
第25号:楽譜を読めるようになりました2
第26号:椅子の高さと位置で音色が変わる1  
第27号:椅子の高さと位置で音色が変わる2
第28号:椅子の高さと位置で音色が変わる3
第29号:CD聞く子が上手くなる!2 
第30号:CD聞く子が上手くなる!3
第31号:遊び弾きはやめさせるべきか 
第32号:ゆっくり弾ければピアニスト 
第33号:本読みで表情豊かな演奏が出来ます。
順番は都合により変更する場合がございます。あらかじめご了承ください
。またご希望がありましたらメールにて連絡くだされば予定を変更して配
信することも可能です。
   
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~編集後記
やめPクイズ答え
第1問 黒鍵は通常36鍵です。
第2問 1709年イタリアで生まれたそうです。(最近異説があるそうですが。)
第3問 1800年アメリカで生まれました。
いかがでした。次週もお楽しみに。

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やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習HP  発行人:ken

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